今井 直一(読み)イマイ ナオイチ

20世紀日本人名事典 「今井 直一」の解説

今井 直一
イマイ ナオイチ

大正・昭和期の印刷研究家 三省堂社長。



生年
明治29(1896)年8月

没年
昭和38(1963)年5月15日

出生地
東京・本郷

学歴〔年〕
東京美術学校(現・東京芸大)製版科卒

主な受賞名〔年〕
野間賞〔昭和34年〕,印刷文化賞〔昭和36年〕

経歴
大正9年農商務省実務練習生としてアメリカに留学中、三省堂の亀井寅雄を知り、帰国後の11年三省堂に入社。いち早く号数制に代えて明朝ポイント制活字を採用、ベントン母型彫刻機を導入、インディア紙を用いて小型辞書の製作に画期的な方法を考案し、印刷、出版業の発展に貢献した。取締役、専務を経て昭和26年社長となった。文部省国語審議会委員、33年日本印刷学会会長を務めた。著書に「書物と活字」。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「今井 直一」の解説

今井 直一 (いまい なおいち)

生年月日:1896年8月31日
大正時代;昭和時代の印刷研究家。三省堂社長
1963年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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