今年のノーベル経済学賞

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

今年のノーベル経済学賞

エール大学のシラー教授、シカゴ大学のユージン・フゼマ教授とラース・ハンセン教授の3人が共同で受賞した。「株式や債券などの価格の短期予測は難しいが、長期的な方向性は予測できることを示した」という理由だった。共同受賞は、シラー氏とフゼマ氏の考えが大きく隔たっていただけに話題を呼んだ。フゼマ氏は、株式市場には、企業業績などさまざまな情報が即座に反映されるとする「効率的市場仮説」を唱えた人物である。「市場の正しさ」を前提とするフゼマ氏に対して、シラー氏は、心理学と経済学を融合した行動経済学の草分けとして、市場がときに非合理的に動くことを実証してきた。シラー氏は米住宅価格動向を示す「S&Pケース・シラー住宅価格指数」を開発したことでも知られる。

(2013-12-06 朝日新聞 朝刊 オピニオン1)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

今日のキーワード

フェロー

イギリスではこの呼称は主として次の3つの場合をさす。 (1) 大学の特別研究員 研究費を与えられ,多くは教授,講師を兼ねる。 (2) 大学の評議員 卒業生から選ばれる。 (3) 学術団体の特別会員 普...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android

今年のノーベル経済学賞の関連情報