仕上・為上(読み)しあがる

精選版 日本国語大辞典 「仕上・為上」の意味・読み・例文・類語

し‐あが・る【仕上・為上】

〘自ラ五(四)〙
① 高い身分や地位にのぼる。立身出世する。
※甲陽軍鑑(17C初)品二四「被官仕あがり、主の名字を申うくる事はあれ共」
仕事が終わる。また、物事ができあがる。完成する。
※二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉中「化粧(みじまひ)急ぎて、やうやう首から上の仕揚(シアガ)りたる頃十二時の鳴りければ」

し‐あがり【仕上・為上】

〘名〙 できあがること。また、でき具合。完成。
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉九「汝暫時留まれ、しからば却って早く結局(シアガリ)を見るべし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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