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付ける・着ける・附ける・点ける・跟ける つける

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大辞林 第三版の解説

つける【付ける・着ける・附ける・点ける・跟ける】

( 動下一 ) [文] カ下二 つ・く
接触・接合・付着させる。
二つの物が触れたまま離れないようにする。接合する。くっつける。 「二本のコードをはんだで-・ける」 「折れた骨をもと通りに-・ける」
ある物と他の物を接近させていって、表面がぴたりと触れるようにする。 「顔を窓ガラスに-・けてのぞきこむ」
ある物に異質な物を付着・浸透させる。 「顔に墨を-・ける」 「傷口に薬を-・ける」 「シャツにしみを-・ける」
ある物に、付随的な物を添える。
(多く「着ける」と書く)着物や装身具をからだの一部に装う。 「下着を-・ける」 「はかまを-・ける」
付属品をとりつける。 「ドアに鍵を-・ける」
(「附ける」とも書く)ある物を付随させる。 「条件を-・ける」 「利息を-・ける」
草木に花や実が生じる。 「ツバキが赤い花を-・ける」 「梅が実を-・ける」
あとを残す。
力を加えたりしてあとを残す。 「テーブルに傷を-・ける」 「紙に折り目を-・ける」
しるしを記す。 「該当する項目に○を-・ける」
帳簿などに記入する。 「家計簿を-・ける」 「日記を-・ける」
栄養・体力・知識などを備えさせる。 「実力を-・ける」 「教養を身に-・ける」 「手に職を-・ける」 「変な癖を-・けないように」 〔「身に-・ける」は「着ける」とも書く〕
連歌・俳諧で、前の句に後の句を、うまくつながるように続ける。
そばに寄せる。
人をそばに置く。
つき添わせる。 「要人に護衛を-・ける」
あとに寄り添う。 「先頭にぴたりと-・けている」
対立するものの一方にある人を組み入れる。 「近隣諸国を味方に-・ける」
ある物を近くに寄せる。
(多く「着ける」と書く)乗り物を移動させて、ある場所に横付けにする。 「車を正面玄関に-・ける」 「船を岸壁に-・ける」
他に対して苦情を寄せる。 「納入された品にクレームを-・ける」 「文句を-・ける」
(「跟ける」とも書く)他の人のあとをこっそり追う。 「捜査員が容疑者を-・けていく」 「だれかに-・けられている」
あるものを加え、新しい状態にする。
新たに設ける。設置する。 「防犯カメラを-・ける」 「道を-・ける」
(「点ける」とも書く)ある現象・活動などがあらわれるようにする。
点火する。 「火を-・ける」 「ストーブを-・ける」
あかりをともす。また、電気などで動く器具を働かせる。 「ランプを-・ける」 「あかりを-・ける」 「テレビを-・ける」
ある物に名称・評点などを与える。
命名する。 「生まれた子に名を-・ける」
予算を割りあてる。 「予算を-・ける」
評点・値段を与える。 「合格点を-・ける」 「せり市で一千万の値を-・ける」
説明を加える。 「もっともらしい理由を-・けて会社を休む」
実現・決着の望まれていたことを実現・決着させる。 「問題に決着を-・ける」 「円満に話を-・ける」 「渡りを-・ける」 「けりを-・ける」
区分をはっきりさせる。差が出るようにする。 「けじめを-・ける」 「一馬身の差を-・ける」
判断・予想を行う。 「見当を-・ける」 「完成の目処を-・ける」
感覚・意識を働かせる。
(「…に気をつける」の形で)注意力・警戒心をそこに注ぐ。 「車に気を-・ける」
(「…に目をつける」の形で)関心を寄せる。特別な注意を向ける。 「それまで捨てられていたカンのからに目を-・けた」
「…につけ(て)」の形で用いる。
(「…につけ、…につけ」の形で)それぞれの状況において、の意を表す。 「暑いに-・け、寒いに-・け、苦労は絶えない」
(「…につけ」「…につけて(も)」の形で)それに伴って、関連して、の意を表す。 「それに-・けても思い出されるのは…」 「何かに-・けていやみを言う」
関係をもたせる。
ことづける。託す。 「京に、その人の御もとにとて文書きて-・く/伊勢 9
それをきっかけとする。かこつける。 「心に思ふことを見る物、聞く物に-・けて言ひいだせるなり/古今 仮名序
動詞の連用形に付ける。
その動作の激しいことを表す。 「どなり-・ける」 「にらみ-・ける」 「しかり-・ける」
その動作に慣れていることを表す。 「やり-・けない仕事」 「この子はしかられ-・けている」 〔「付く」に対する他動詞〕
[慣用] 色を- ・因縁を- ・折り紙を- ・方かたを- ・眼がんを- ・けちを- ・知恵を- ・注文を- ・唾つばを- ・手を- ・難を- ・熨斗のしを- ・箔はくを- ・火を- ・眉まゆに唾を- ・味噌みそを- ・目星を- ・目安を- ・勿体もつたいを- ・埒らちを- / 金に糸目をつけぬ ・手が付けられない

出典|三省堂
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