精選版 日本国語大辞典 「仙人・僊人」の意味・読み・例文・類語
せん‐にん【仙人・僊人】
〘名〙
※源氏(1001‐14頃)若菜上「かの入道の、今は仙人の、世にも住まぬやうにてゐたなるを聞き給ふも」 〔過去現在因果経‐一〕
③ 通人。粋人。
※洒落本・南遊記(1800)三「かう言や仙人(センニン)のやうなれども世間の人は」
④ 博識ぶる人。物知り顔する人。
※新板何によらず人の名の付物角力(1818‐30頃か)「ものしりの 仙人」
※浮世草子・傾城新色三味線(1718)六「揚銭仙人(センニン)に極めての昼夜あそび」
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