精選版 日本国語大辞典 「仙花紙・泉貨紙」の意味・読み・例文・類語
せんか‐し センクヮ‥【仙花紙・泉貨紙】
〘名〙
① 天正年間(一五七三‐九二)、伊予国(愛媛県)の兵頭太郎左衛門(法名、泉貨または仙貨)が創製した楮(こうぞ)を原料とした厚紙。きわめて強く、帳簿、袋紙、合羽(かっぱ)、傘などの地紙などに用いられた。仙花。せんかがみ。
※楡家の人びと(1964)〈北杜夫〉三「駅前へ行って当時おびただしく発行されだした仙花紙の粗末な雑誌を買ってきて」
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