仮寝・仮寐(読み)かりね

精選版 日本国語大辞典 「仮寝・仮寐」の意味・読み・例文・類語

かり‐ね【仮寝・仮寐】

〘名〙
① そのままで、ちょっと寝ること。うたたね。ころびね。かりぶし。かりまくら。かりそめね。かりそめぶし。
源氏(1001‐14頃)夕霧「秋の野の草のしげみはわけしかどかりねの枕むすびやはせし」
旅先で宿泊すること。また、野宿のこと。旅寝。かりのやどり。かりぶし。かりまくら。仮の旅寝。
千載(1187)羇旅・五三四「草枕かりねの夢にいくたびかなれにし都にゆきかへるらん藤原隆房〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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