仰掛(読み)おおせかく

精選版 日本国語大辞典 「仰掛」の意味・読み・例文・類語

おおせ‐か・く おほせ‥【仰掛】

〘他カ下二〙 (「かく」は、他の者に対し、ことばをかける動作を表わす) 上位者から下位者に対して、言いかける、ことばをかける。また、命令を伝える。上位者の動作を表わすものとして、尊敬気持が含まれることもあるが、単に、下位者に対してことばをかけるという場合にも用いる。
※春曙抄本枕(10C終)六「よしよし、またおほせかくべき事もぞ侍る。まかり立ち侍りなむ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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