仰遣(読み)おおせつかわす

精選版 日本国語大辞典 「仰遣」の意味・読み・例文・類語

おおせ‐つかわ・す おほせつかはす【仰遣】

〘他サ四〙 上位から下位に対し「命じやる」「言いやる」の意で、通常尊敬語命令しておやりになる。命ずるために使いをおやりになる。時に、上位者の命令として下位に言いやるだけの意にも用いる。
※後撰(951‐953頃)雑二・一一四四・詞書「延喜御時、御むまをつかはして、はやく参るべき由おほせつかはしたりければ」
御湯殿上日記‐文明一二年(1480)三月二三日「こうたうのもとより、とく申さたあるへきよし、おほせつかはされてしこうする」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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