精選版 日本国語大辞典 「企」の意味・読み・例文・類語
くわ‐だ・てる くは‥【企】
〘他タ下一〙 くはだ・つ 〘他タ下二〙 (古くは「くわたつ」。足をつまだてる意の「くわたつ」から転じた語)
① もくろむ。思い立つ。計画する。
※源氏(1001‐14頃)東屋「かしこく思ひくはたてられけれど、もはら本意(ほい)なしとて」
② 物事を実行する。また、実行しようとする。
たくら・む【企】
〘他マ五(四)〙 くわだてる。思いたつ。計画する。多く、良くないことを計画する場合にいう。たくろむ。
※滑稽本・七偏人(1857‐63)二「何だかべらぼうと手厚くたくらんで来たなア」
たくらみ【企】
くわ‐だて くは‥【企】
〘名〙 (古くは「くわたて」。動詞「くわだてる(企)」の連用形の名詞化) 企てること。また、そのこと。計画。もくろみ。
くわ‐だ・つ くは‥【企】
〘他タ下二〙 ⇒くわだてる(企)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報