伊藤 俊三(読み)イトウ シュンゾウ

20世紀日本人名事典 「伊藤 俊三」の解説

伊藤 俊三
イトウ シュンゾウ

明治期の大陸浪人



生年
明治1年9月(1868年)

没年
大正2(1913)年12月10日

出身地
東京

経歴
明治19年清(中国)に渡り、日清戦争に通訳として従軍。29年から台湾総督府に務め、33年清の重慶提督の顧問となる。義和団の乱には北京に滞在し市街の刑務行政に努め、飲料水を改善した。また日露戦争に際して鉄道爆破や日本への義勇兵募集に活躍したという。のち安東(現・丹東)で煉瓦製造・倉庫業・木材伐採・製塩輸入などを営んだ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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