伊藤 貞助(読み)イトウ テイスケ

20世紀日本人名事典 「伊藤 貞助」の解説

伊藤 貞助
イトウ テイスケ

昭和期の劇作家



生年
明治34(1901)年9月30日

没年
昭和22(1947)年3月7日

出生地
茨城県笠間町

別名
筆名=佐分 武(サブ タケシ)

学歴〔年〕
東洋大学文学科卒

経歴
東洋大卒業後、博文館に入社。在学中から劇作を志し、昭和2年労芸に参加し「文芸戦線」などに作品を発表。5年労芸を脱退し、ナップに参加。12年長塚節の「土」を脚本し、新築地劇団で上演。13年から15年にかけて、共産党再建の嫌疑で2度検挙される。戦争末期「高原農業」「日本の河童」を発表。戦後は俳優座文芸部員として活躍し、29年「常盤炭田」を発表。「伊藤貞助一幕劇集」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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