伸べる・延べる(読み)のべる

大辞林 第三版の解説

のべる【伸べる・延べる】

( 動下一 ) [文] バ下二 の・ぶ
長さを長くする。のばす。
ある人に向かって手などをのばす。さしのべる。 「手を-・べる」
物を押しつぶして平らにのばしたり、たたんであった物を広げたりする。 「紙を-・べて詩を書く」 「床を-・べる」
曲がっていたものをまっすぐにする。のばす。 「私ざまには腰-・べて、など、ものの聞こえひがひがしかるべきを/源氏 須磨
時間・期限をのばす。
期日・期限をもっと先にする。くりのべる。延期する。 「修法-・べさすべかりけり/源氏 賢木
命を長くする。 「かつは齢をも-・べむと思ほして/源氏 絵合
心身をゆったりさせる。 「げに古ごとぞ人の心を-・ぶるたよりなりける/源氏 総角
水などを加えて液の濃度を薄くして量をふやす。のばす。 「汁の味噌の濃きは湯にて-・ぶる/仮名草子・尤之草紙」 〔「伸びる」に対する他動詞〕

出典 三省堂大辞林 第三版について 情報

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