精選版 日本国語大辞典 「伸上」の意味・読み・例文・類語
のし‐あが・る【伸上】
〘自ラ五(四)〙
① 人の弱みにつけこんでいばる。つけあがる。
② のさばって上へあがる。横柄にかまえて上へあがる。
※浄瑠璃・心中万年草(1710)中「蒲団にのしあがり、ヤア誰ぞ寝たやら暖かな」
③ 他をおさえて地位が次第にのぼる。身代が次第にゆたかになる。
④ 氷が厚く重なって持ち上がる。
のし‐あ・げる【伸上】
〘他ガ下一〙 のしあ・ぐ 〘他ガ下二〙
① 上に伸ばす。
② 他をおさえて地位を進ませる。身代をゆたかにさせる。
③ さんざんになぐりつけることをいう俗語。
のび‐あが・る【伸上】
〘自ラ五(四)〙
① 爪先立ったり背を伸ばしたりして、体を高くする。背伸びをする。
※今昔(1120頃か)二四「喜て、事々しく延び騰(あが)りつつ申ければ」
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