伸切(読み)のしきる

精選版 日本国語大辞典 「伸切」の意味・読み・例文・類語

のし‐き・る【伸切】

〘自ラ四〙
① 腰を十分に伸ばす。存分にする。また、威張る。
四河入海(17C前)三「手には書あれば、笏は腰にさすぞ。のしきっても不読して、跪てよむぞ」
② 先へのばす。
浄瑠璃菅原伝授手習鑑(1746)一「此清書は格別筆先に肉を持たせ、天晴骨髄を書得たれば、伝授はずるずる伸切(ノシキッ)ていてたもれと」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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