佐原 篤介(読み)サワラ トクスケ

20世紀日本人名事典 「佐原 篤介」の解説

佐原 篤介
サワラ トクスケ

明治〜昭和期の新聞記者,中国問題研究家



生年
明治7年2月4日(1874年)

没年
昭和7(1932)年7月17日

出生地
東京・神田

本名
佐原 希元

学歴〔年〕
慶応義塾〔明治26年〕卒

経歴
明治26年弁護士となり、31年「時事新報」記者に転じ、32年同社特派員として上海に渡る。以来約30年間同地に留まり、「大阪毎日新聞」などの通信員として健筆を揮い、英字新聞マーキュリー」の副主筆兼取締役も務める。また週刊「上海」を主宰し、上海の言論界異彩を放った。一方、佐原研究室を設けて中国問題に関する多くの資料を蒐集し、政治・経済・外交ほかの調査・研究に尽力した。大正15年満州(中国東北部)に移り盛京時報社長となり、満州の言論界にも重きをなし、満蒙問題にも貢献した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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