佐藤 忠次郎(読み)サトウ チュウジロウ

20世紀日本人名事典 「佐藤 忠次郎」の解説

佐藤 忠次郎
サトウ チュウジロウ

大正・昭和期の実業家 佐藤商会社長;島根県議。



生年
明治20(1887)年1月11日

没年
昭和19(1944)年1月6日

出生地
島根県八束郡出雲郷村(現・出雲市)

経歴
父が失明したため、早くから宝満山炭坑夫となる。その傍ら農業も営んだが、あぜ道を通る自転車から着想を得て、回転式の「サトー式稲麦扱機」を発明。その後も次々と農具改良・開発・販売を行い、昭和8年には佐藤商会を設立、その社長として経営に辣腕を振るった。また地方行政にも携わり、揖屋村長を10年間務め、村の町制移行に尽力。11年には島根県議に選出された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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