余弊・余敝(読み)よへい

精選版 日本国語大辞典 「余弊・余敝」の意味・読み・例文・類語

よ‐へい【余弊・余敝】

〘名〙
① まだ回復しないで後まで残っている疲弊。〔戦国策‐斉策・宣王
② 後に残っている弊害
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記「如何に百千年来の余弊(ヨヘイ)とは云ひながら」
③ 他に付随して起こる弊害。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四「拿破侖第一世独逸を擾乱する端緒をなせり、猶も余弊を受け、〈略〉普墺の戦となりしは」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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