使料・遣料(読み)つかいりょう

精選版 日本国語大辞典 「使料・遣料」の意味・読み・例文・類語

つかい‐りょう つかひレウ【使料・遣料】

〘名〙
① 使用に供するためのもの。しりょう。使用(つかいよう)
② 物や場所の利用代として支払われる金。使用料
政談(1727頃)二「其運上は其大名の遣ひ料となり、又は借金の方へ振向て有也」
中世荘園使者派遣に要した費用として、徴収する米銭
高野山文書‐文永八年(1271)六月一七日・神野真国猿川三ケ庄庄官等連署起請文「一、使料事 右称犯過、付使之剋、無実之条、忽雖顕然、号使料勘責

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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