使方・遣方(読み)つかいかた

精選版 日本国語大辞典 「使方・遣方」の意味・読み・例文・類語

つかい‐かた つかひ‥【使方・遣方】

〘名〙
① (古くは「つかいがた」とも) 使う方法。使いみち。用法
※虎明本狂言・鱸庖丁(室町末‐近世初)「さりながらあまたおつかひがたもおほく御ざあらふ程に、まづおかせられひ」
② (「つかいがた」とも) 帳簿支出の部。
※羅葡日辞書(1595)「Pario〈略〉ウケドリノ ニッキニ tçucaigatano(ツカイガタノ) ニッキヲ アワスル」
③ 使われている人。使用人
※英政如何(1868)四「又は選み人に手代、使方、旗持などと役を付け」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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