精選版 日本国語大辞典 「例・様」の意味・読み・例文・類語
ためし【例・様】
〘名〙
② てほんとなる事柄。ひきごと。引例。故事。
※書紀(720)欽明一四年六月(北野本訓)「又卜書(うらのふみ)暦本(こよみのタメシ)種々(くさくさ)の薬物(くすり)、付送る可し」
③ しるし。証拠。
※延喜式(927)三〇「凡二受納調庸雑物一者。〈略〉其絁絲綿布者。毎国品別割置為レ様(ためし)。至二于後年一以レ此比挍。違即勘返」
※堤中納言(11C中‐13C頃)逢坂越えぬ権中納言「左の根の中にことに長きを、ためしにもとて持たせ給へり」
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