依託・依托(読み)いたく

精選版 日本国語大辞典 「依託・依托」の意味・読み・例文・類語

い‐たく【依託・依托】

〘名〙
物事他人に頼んでやらせること。任せてやってもらうこと。依頼すること。委託。〔文明本節用集(室町中)〕
経国美談(1883‐84)〈矢野龍渓〉前「巴氏より今朝此書翰を三ケ処に送致せよとの依托を受けたることを告げ」 〔後漢書‐光武帝紀・下〕
② 物によりかかること。もたせかけること。
※開化本論(1879)〈吉岡徳明〉上「命とは此霊魂を各自の身体に依托して生涯連持する所以の者なり」
③ かこつけること。〔六韜‐龍韜・王翼〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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