信仰・信向(読み)しんこう

精選版 日本国語大辞典 「信仰・信向」の意味・読み・例文・類語

しん‐こう ‥カウ【信仰・信向】

〘名〙 (古くは「しんごう」)
① (信仰) 神や仏などを信じとうとぶこと。誠心を捧げて信ずること。仰信ともいう。
今昔(1120頃か)三「仏の御音の不思議なる事を彌(いよいよ)信仰して頂礼し奉けりとなむ」
太平記(14C後)二四「悉信仰(しんガウ)の首を地に著て、随喜の泪を袖に全す」
② 一般的に、信頼して疑わないこと。
正法眼蔵(1231‐53)自証三昧「微和尚の観機あきらかなること信仰すべし」 〔後漢書‐寇恂伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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