倉敷・蔵敷(読み)くらしき

精選版 日本国語大辞典 「倉敷・蔵敷」の意味・読み・例文・類語

くら‐しき【倉敷・蔵敷】

[1] 〘名〙
高野山文書‐嘉応元年(1169)一一月二三日・後白河院々庁下文「以尾道村田畠伍町大田御領之倉敷
多聞院日記‐永祿一一年(1568)三月六日「春教房米算用被済了、蔵敷九百廿文来了」
[2] (倉敷) 岡山県の南部地名。中世以降、倉敷川の河港として発達。江戸時代は天領となり、備中美作讚岐の三か国の物資集散地。明治二一年(一八八八)以降、近代紡績工業が発達。現在は水島臨海工業地域石油化学鉄鋼、機械などの重化学工業が立地。大原美術館、民芸館、考古館などがある。市南部児島地区には、四国と繋ぐ瀬戸大橋がある。昭和三年(一九二八市制

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android