値打・直打(読み)ねうち

精選版 日本国語大辞典 「値打・直打」の意味・読み・例文・類語

ね‐うち【値打・直打】

〘名〙
① (━する) 価を評定すること。ねだんを定めること。ねぶみ。評価。
浮世草子懐硯(1687)一「越中より親達親類へのつかひ物絹綿も値打(ネうち)してみなみなまけになりて」
売り買いあたい。ねだん。ね。
職人歌仙(17C中)「弓屋。ねうちをば十三束に引きつめて弓や八幡まけじとぞ思ふ」
③ (━する) その物が持っている価値。役に立つ程度、度合真価。また、品位品格。また、その価値を定めること。
咄本・当世口まね笑(1681)三「おとこははだか百貫と云が、物にくらべて見れば、ねうちが高いと云」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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