備前水母(読み)ビゼンクラゲ

デジタル大辞泉 「備前水母」の意味・読み・例文・類語

びぜん‐くらげ【備前水母】

ハチクラゲ綱ビゼンクラゲ科の腔腸こうちょう動物。傘は半球形で直径50センチにもなり、厚くて硬く、青藍色。口腕は8本ある。瀬戸内海九州朝鮮半島分布食塩などに漬け、乾燥させたものは中国料理材料となる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「備前水母」の意味・読み・例文・類語

びぜん‐くらげ【備前水母】

〘名〙 ビゼンクラゲ科の刺胞動物。傘は寒天質の半球形で、直径は普通二〇~三〇センチメートル。体色は淡青黒色で、触手乳白色。本州中部から九州に分布する。初夏から初秋にかけ沿岸でとれる。刺胞は弱く、害はない。塩とミョウバンにつけ料理の材料とする。備前国で多くとれた。《季・夏》 〔当流節用料理大全(1714)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

動植物名よみかた辞典 普及版 「備前水母」の解説

備前水母 (ビゼンクラゲ)

学名Rhopilema esculentum
動物。ビゼンクラゲ科の海産動物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android