催合・最合(読み)もやう

精選版 日本国語大辞典 「催合・最合」の意味・読み・例文・類語

もや・う もやふ【催合・最合】

〘他ワ五(ハ四)〙 多くの人が集まって、事を行なう。共同で事をする。
雑俳・続玉柏(1744)「谷々催合ふ水の落口
洒落本・当世気どり草(1773)「きのふ三人でもやいし豆腐、今喰ふ(ぞうすい)の実」

もやい もやひ【催合・最合】

〘名〙 (動詞「もやう(催合)」の連用形名詞化) 他の人と共同して、物事を行なうこと。二人以上の人がいっしょに事を行なうこと。また、その組織。あいあい。おもやい。〔書言字考節用集(1717)〕
※歌舞伎・扇音々大岡政談天一坊)(1875)序幕「これは粗相な物なれど、わざと今日の御祝ひに、〈略〉畑七どのともやひで持って参りました」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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