精選版 日本国語大辞典 「傷付・疵付」の意味・読み・例文・類語
きず‐つ・く【傷付・疵付】
[1] 〘自カ五(四)〙
① きずができる。けがをする。そこなわれる。
※御巫本日本紀私記(1428)神代上「触戸小瑕〈止爾豆支布礼氐須己之支須津介(キズツケ)利〉」
※源氏(1001‐14頃)蛍「同じくは、人のきずつくばかりの事、なくてもやみにしがなと、いかがおぼさざらん」
[2] 〘他カ下二〙 ⇒きずつける(傷付)
きず‐つ・ける【傷付・疵付】
〘他カ下一〙 きずつ・く 〘他カ下二〙
① 人の体、器物などにきずをつける。そこなう。けがをさせる。
② (比喩的に用いて) 人の気持、名声、信用などを害する。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報