元永（読み）げんえい

精選版 日本国語大辞典

げんえい【元永】

平安時代、鳥羽天皇の代の年号。永久六年（一一一八）四月三日天変などにより改元。元永三年（一一二〇）四月、保安と改元。

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

げんえい【元永】

平安後期、鳥羽天皇の時の年号。1118年4月3日～1120年4月10日。

出典　小学館

日本の元号がわかる事典

げんえい【元永】

日本の元号（年号）。平安時代の1118年から1120年まで、鳥羽(とば)天皇の代の元号。前元号は永久(えいきゅう)。次元号は保安(ほうあん)。1118年（永久6年）4月3日改元。天変・疾疫（疫病の流行）の凶兆・凶事を断ち切るために行われた（災異改元）。永久年間（1113～1117年）に引き続き、都では寺僧による強訴、延暦(えんりゃく)寺、興福(こうふく)寺、園城(おんじょう)寺などの僧兵が互いに激しく争う状況が続いていた。

出典　講談社