元祿模様(読み)げんろくもよう

精選版 日本国語大辞典 「元祿模様」の意味・読み・例文・類語

げんろく‐もよう ‥モヤウ【元祿模様】

〘名〙 小袖模様の一種で、元祿時代流行したもの。花鳥風景日常の道具類を図案化して描いたものが多く、一般に派手で大柄なのが特色。日露戦争後の明治三八年(一九〇五)、欧米模倣の反動として元祿復興が起こり、三越呉服店の音頭とりで再び流行をみた。元祿。
日本‐明治三八年(1905)七月一一日「婦人用の流行品は〈略〉何品にも係はらず元祿模様が非常に流行しつつあり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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