入替・入代・入換(読み)いれかえ

精選版 日本国語大辞典 「入替・入代・入換」の意味・読み・例文・類語

いれ‐かえ ‥かへ【入替・入代・入換】

〘名〙
① (「いれがえ」とも) 今まで中にあったものを出して、他のものを入れること。入れ場所をかえること。交替させること。
※羅葡日辞書(1595)「Iregayeno(イレガエノ) ムシャ」
② (「いれがえ」とも) 損失や不足などを補うこと。埋め合わせ。入れ合わせ。
御伽草子・鶴亀物語(室町時代物語集所収)(室町末)「このかめといふものは、さけをことの外、このむものにて候へば、いかほども、かれがのまんほど、のまし給へ。そのいりめ三ざうばいづつ、たちまち、入かへあるべしとぞ」
③ 質に入れた品物を、他の品物と取りかえること。また、その新しく入れる品物。
※雑俳・柳多留‐九(1774)「入かへに行ながら聞くほととぎす」
※稲の穂(1842‐幕末頃)「入替。切手質物にいれるを言ふ」
⑤ 鉄道で、車両を別の線路に移すこと。「入れかえ作業」「入れかえ機関車

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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