入間川(埼玉県)(読み)いるまがわ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「入間川(埼玉県)」の意味・わかりやすい解説

入間川(埼玉県)
いるまがわ

埼玉県南西部を流れる荒川最大の支流秩父(ちちぶ)郡横瀬(よこぜ)町と飯能(はんのう)市との境の妻坂(つまさか)峠付近に源をもち、飯能市を南東流して入間市、狭山(さやま)市に至り、ここから北東流し、川越(かわごえ)市北方で越辺(おっぺ)川と合流、さらに東流して川越市北東の上江(かみごう)橋付近で荒川に合する。全長65キロメートル。飯能市の岩根橋より上流名栗川下流入間川という。1629年(寛永6)の荒川の瀬替(せが)え以前は単独の河川として、現在の東京都墨田(すみだ)区隅田付近で、昔の利根(とね)川に合流していた。

[中山正民]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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