全日本空輸[株](読み)ぜんにっぽんくうゆ

百科事典マイペディア 「全日本空輸[株]」の意味・わかりやすい解説

全日本空輸[株]【ぜんにっぽんくうゆ】

略称全日空,ANA。1952年戦争で壊滅した定期航空事業を再興するため日本ヘリコプター輸送として設立。1957年現社名となった。札幌〜東京〜大阪〜福岡の路線,ローカル線多数を運航,国内線輸送実績は第1位で日本航空と寡占。1986年国際線にも進出。1999年世界最大級の航空連合スター・アライアンスに加盟した。大都市やリゾート地を中心にホテル事業も展開してきたが,2007年にグループ直営の13ホテルを米国モルガン・スタンレーに売却本業への集中を進めている。本社東京。2011年資本金2313億円,2011年3月期売上高1兆3576億円。売上構成(%)は,航空運送82,旅行11,その他7。海外売上比率12%。
→関連項目岡崎嘉平太ロッキード事件若狭得治

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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