八木 祐四郎(読み)ヤギ ユウシロウ

20世紀日本人名事典 「八木 祐四郎」の解説

八木 祐四郎
ヤギ ユウシロウ

昭和・平成期の実業家,スキー指導者 JOC会長;東京美装興業会長;全日本スキー連盟副会長・専務理事。



生年
昭和4(1929)年8月21日

没年
平成13(2001)年9月9日

出生地
北海道中頓別町

学歴〔年〕
日本大学法学部〔昭和27年〕卒

主な受賞名〔年〕
日本スポーツ賞団体賞〔昭和58年〕,藍綬褒章〔昭和60年・平成7年〕,オリンピックオーダー銀章〔平成9年〕

経歴
国民金融公庫勤務を経て、昭和28年ビルメンテナンスの東京美装興業を設立し、社長。東京美装グループ13社の社長を兼務。一方、日本大学スキー部マネジャーとして活躍後、昭和30年スキー部監督に就任。札幌五輪のジャンプ銀メダリスト、金野昭次らを育て、全日本学生選手権で史上初の13連覇を達成。35年全日本スキー連盟理事に就任。47年札幌五輪バイアスロン監督、63年カルガリー五輪スキー監督を務め、ノルディック複合の重点強化に乗り出し、近年の日本スキー界の躍進を導いた。のち副会長兼専務理事。平成5年JOC理事、リレハンメル五輪選手団副団長。7年JOC専務理事。9年4月長野五輪選手団団長。10年4月JOC事務局長職を職務代行。長野五輪招致活動の不正行為を調査するIOC問題プロジェクト座長もつとめた。11年3月JOC会長、同年9月シドニー五輪選手団団長に就任。13年3月70歳の役員定年制の対象となったが、特例で会長に再選された。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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