八郎潟(町)(読み)はちろうがた

日本大百科全書(ニッポニカ) 「八郎潟(町)」の意味・わかりやすい解説

八郎潟(町)
はちろうがた

秋田県中西部、南秋田郡の町。八郎潟東岸に位置する。1956年(昭和31)一日市(ひといち)町と面潟(おもがた)村が合併して成立。JR奥羽本線、国道7号(羽州街道)が通じ、隣接する五城目(ごじょうめ)町に秋田自動車道の五城目八郎潟インターチェンジが設置されている。中心の一日市は江戸時代には羽州街道の宿駅、また市場町として栄えた。米作中心の農業が行われ、近年工場誘致も進んでいる。一日市の盆踊りは県内三大盆踊りの一つであり、願人(がんにん)踊とともに県指定無形民俗文化財。面積17.00平方キロメートル(一部境界未定)、人口5583(2020)。

[宮崎禮次郎]

『『八郎潟町史』(1977・八郎潟町)』


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