八間・八軒(読み)はちけん

精選版 日本国語大辞典 「八間・八軒」の意味・読み・例文・類語

はち‐けん【八間・八軒】

〘名〙 行灯(あんどん)一つ。竹や木で丸や四角八角などの輪を作り、菅笠のように縦に骨を組んで紙を張ったもの。天井の梁などからつるして人のあつまる所に用いた。笠行灯。八方八方行灯
※雑俳・卯の花かつら(1711)「八間(けン)悋気の息であふつ也」

はっ‐けん【八間・八軒】

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

黄砂

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android