公的債務問題(読み)こうてきさいむもんだい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

公的債務問題
こうてきさいむもんだい

発展途上国が国際機関や先進国の官民金融機関から借りている公的債務は,1980年以降,開発資金を積極的に導入したことの反動で元利合計が累増,途上国経済の成長を阻害するほどになっている。このため,先進国政府は主要債権国会議を随時開催,特定国の公的債務について返済繰延べや条件緩和などを話合っている。かつて資金繰りの窮迫した国がフランス大蔵省に返済猶予を求めたのが始りとされ,以来フランス大蔵省の次官級が議長を務め,会議は通称「パリクラブ会合」と呼ばれている。最近では返済繰延べ (リスケジュール) から債務の証券化など,複数の措置を組合せる「メニューアプローチ」が多い。

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