内館元右衛門(読み)うちだて もとえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「内館元右衛門」の解説

内館元右衛門 うちだて-もとえもん

?-1826 江戸時代後期の一揆(いっき)指導者
陸奥(むつ)閉伊郡(へいぐん)長沢村(岩手県宮古市)の農民。文政9年同村を知行地とする四戸(しのへ)氏の悪政盛岡藩の宮古代官所にうったえる。要求はいれられ四戸氏は罰せられたが,同年首謀者として処刑された。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

朝日日本歴史人物事典 「内館元右衛門」の解説

内館元右衛門

没年:文政9(1826)
生年:生年不詳
文政9(1826)年陸奥国(岩手県)盛岡藩一揆の指導者。陸中閉伊郡長沢村の百姓。盛岡藩給人四ノ戸氏の苛政に苦しみ藩の宮古代官所に訴願,四ノ戸氏は所領没収になったが,元右衛門は強訴徒党の頭人の罪で打ち首になった。のちその木像神社に奉納された。

(深谷克己)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android