冨士 茂子(読み)フジ シゲコ

20世紀日本人名事典 「冨士 茂子」の解説

冨士 茂子
フジ シゲコ

昭和期の女性 徳島ラジオ商殺し事件の冤罪被害者。



生年
明治43(1910)年5月22日

没年
昭和54(1979)年11月15日

出生地
徳島県徳島市

学歴〔年〕
徳島県立高女卒

経歴
昭和28年11月5日の徳島市のラジオ商殺人事件の容疑者として、翌年8月徳島地検に殺人容疑で逮捕され、懲役13年の判決を受けた。一貫して無実を訴えて再審を請求したが、却下され、54年死去。翌55年になって親族からの第6次請求が通り、12月徳島地裁が再審開始を決定し、60年7月9日に無罪判決。同19日に徳島地検が控訴を断念したため、日本刑事裁判史上初の死後再審の無罪が確定した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「冨士 茂子」の解説

冨士 茂子 (ふじ しげこ)

生年月日:1910年5月22日
昭和時代の徳島市のラジオ商殺人事件容疑者として有罪判決
1979年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android