凌霄花・紫葳(読み)のうぜんかずら

精選版 日本国語大辞典 「凌霄花・紫葳」の意味・読み・例文・類語

のうぜん‐かずら ‥かづら【凌霄花・紫葳】

〘名〙 ノウゼンカズラ科のつる性落葉木本。中国原産で、観賞用に庭に栽植される。茎は小さな気根で他物にからむ。葉は対生し奇数羽状複葉、五~九枚の小葉からなる。小葉は卵形で先はとがり縁に粗い鋸歯(きょし)がある。夏、枝先に円錐花序を出し径約六センチメートルの漏斗状花をつける。花冠は橙赤色で先が不規則に五裂する。漢名、凌霄花・紫葳。のうぜん。まかやき。のうしょう。《季・夏》 〔文明本節用集(室町中)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

靡き

1 なびくこと。なびくぐあい。2 指物さしものの一。さおの先端を細く作って風にしなうようにしたもの。...

靡きの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android