凭掛・靠掛(読み)もたれかかる

精選版 日本国語大辞典 「凭掛・靠掛」の意味・読み・例文・類語

もたれ‐かか・る【凭掛・靠掛】

〘自ラ五(四)〙
① 寄りかかる。もたれる。
狂歌卜養狂歌集(1681頃)冬「おのが名にもたれかかるは布袋くらいこへたは又はらふくろ」
浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一「お政は独り徒然(つくねん)長手火鉢に凭(モタ)れ懸って」
② 取り入って、それを頼りとする。独立しないで他に依存する。たのみとする。
※歌舞伎・四天王産湯玉川(1818)五立「『エエ、いまいましい。あの番附屋の売溜めを見込み』『もたれ懸って酒にしようと思ったに』」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android