切倒・斬倒(読み)きりたおす

精選版 日本国語大辞典 「切倒・斬倒」の意味・読み・例文・類語

きり‐たお・す ‥たふす【切倒・斬倒】

〘他サ五(四)〙
① 立っているものを切って倒す。
書紀(720)敏達一四年三月(前田本訓)「其の塔を斫倒(キリタフシ)て火を縦(つ)けて燔(や)く」
② 切り殺す。
古事記(712)中「故、其の横刀(たち)を受け取りたまひし時、其の熊野の山の荒ぶる神、自(おのづか)ら皆為切仆(きりたふさ)えき」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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