切断・截断(読み)せつだん

精選版 日本国語大辞典「切断・截断」の解説

せつ‐だん【切断・截断】

〘名〙
① 物をたちきること。つながりやかかわりをきり離すこと。
太平記(14C後)二「辞世を書給ふ 五蘊仮成形 四大今帰空 将首当白刃 截断(セツタンす)一陣風」
明暗(1916)〈夏目漱石〉二一「無遠慮な形式で筋違に切断(セツダン)されてゐた」 〔白居易‐太湖石詩〕
平面図形直線で切って、その交わりを求めること。また、立体図形平面で切って、その交わりを求めること。
有理数全体を大小の順に並べておいて、ある所で二つに切ること。すなわち、有理数全体を次の、A、Bはいずれも少なくとも一つの有理数を含む、Aの有理数はBのどの有理数よりも大きい、という二つの条件をみたすように二つの組A、Bに分けることを切断または有理数の切断という。無理数の厳密な定義をあたえるのに、ドイツの数学者デデキントがこの概念を用いたので、デデキントの切断ということもある。
④ 全順序集合Aの順序を大小の関係になぞらえて、Aをデデキントの切断のように二つに分けること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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