切焼(読み)きりやく

精選版 日本国語大辞典 「切焼」の意味・読み・例文・類語

きり‐や・く【切焼】

〘他カ四〙 切って焼く。多く、苦痛のひどいことの比喩として用いられる。
万葉(8C後)四・七五五「夜のほどろ出でつつ来(く)らくたびまねくなれば吾が胸截焼(きりやく)ごとし」

きり‐く・べる【切焼】

〘他バ下一〙 きりく・ぶ 〘他バ下二〙 切って、それを火にくべる。
※右京大夫集(13C前)「うらやましほたききりくべいかばかりみゆわかすらむ秋の山里

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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