切詰(読み)きりつめる

精選版 日本国語大辞典 「切詰」の意味・読み・例文・類語

きり‐つ・める【切詰】

〘他マ下一〙 きりつ・む 〘他マ下二〙
① 物の一部分を切り取って短くする。
※それから(1909)〈夏目漱石〉一〇「代助は〈略〉洋卓の引出から西洋鋏を出して、ぷつりぷつりと半分程の長さに剪(キ)り詰(ツ)めた」
経費時間など、物事をできるだけ倹約する。ぎりぎりまでおしつめる。
学問のすゝめ(1872‐76)〈福沢諭吉〉一〇「昔封建の世に於ては、学者或は所得あるも天下の事皆きりつめたる有様にて」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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