列・連(読み)つら

精選版 日本国語大辞典 「列・連」の意味・読み・例文・類語

つら【列・連】

[1] 〘名〙
① つらなること。ならぶこと。仲間としてならんでいるもの。れつ。行列
書紀(720)雄略一四年四月(前田本訓)「根の使主は今より以後、〈略〉群臣の例(ツラ)に莫預(なあつか)らしめそ」
同列のもの。同類
落葉集(1598)序「是つらの字書世にふりておほしといへども」
[2] 〘接尾〙 列・条の数をかぞえるのに用いる。
※平松家本平家(13C前)二「夕冷(され)の空薄陰(くもり)何と無物哀なりける折節一行(ツラ)の鴈飛渡けるか」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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