初切(読み)しょっきり

精選版 日本国語大辞典 「初切」の意味・読み・例文・類語

しょっ‐きり【初切】

〘名〙
相撲で、本場所前夜祭花相撲地方巡業などで余興として演じられるこっけいな相撲。
物事のはじめ。最初。〔かた言(1650)〕

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百科事典マイペディア 「初切」の意味・わかりやすい解説

初切【しょっきり】

花相撲,地方巡業などで取組に入る前に行われる三番勝負の余興相撲。草結(くさむすび)とも。江戸時代には,四十八手について二人力士攻防を打ち合わせすべての技を組み合わせた模範相撲をし,見物人に対して技の解説を行ったが,明治ごろから滑稽(こっけい)に演じる余興となった。

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