日本大百科全書(ニッポニカ) 「初島(和歌山県)」の意味・わかりやすい解説 初島(和歌山県)はつしま 和歌山県中西部、有田(ありだ)市の一地区。紀伊水道に面する。1953年(昭和28)海草郡椒(はじかみ)村が町制を施行して初島町となり、1962年有田市に編入。海上2キロメートルにある地(じ)ノ島と沖ノ島をあわせて初島といい、町名はこれにちなむ。1940年に東亜燃料(現、ENEOS)精油工場が建ち、海岸に有田港が整備された。工場内に椒浜古墳、地ノ島に縄文から古墳時代の遺跡がある。国道42号が通じ、JR紀勢本線(きのくに線)の初島駅がある。[小池洋一]『『初島町誌』(1962・初島町)』[参照項目] | 有田(市) 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例