刳形・繰形(読み)くりかた

精選版 日本国語大辞典 「刳形・繰形」の意味・読み・例文・類語

くり‐かた【刳形・繰形】

〘名〙
① 刳(く)ってあけた穴。衝重(ついがさね)などの下、かぶせぶたなどの両側にあけた穴。山形、丸形、州浜(すはま)形などがある。
徒然草(1331頃)九五「箱のくりかたに緒を付くる事、いづかたに付け侍るべきぞ」
建築物家具の部分装飾の一つ。表面を凸凹のついた曲面に刳ったもの。モールディング
※近衛家本式目追加条々‐弘長元年(1261)二月二〇日「明障子鎹、椙障子栗形等、止銅可也」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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