刺・莿・苛(読み)いら

精選版 日本国語大辞典 「刺・莿・苛」の意味・読み・例文・類語

いら【刺・莿・苛】

〘名〙
草木のとげ。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
② 魚の背びれのとげ。
植物いらくさ(刺草)」の略称。〔新撰字鏡(898‐901頃)〕
昆虫いらむし(刺虫)」の略称。〔弘治二年本節用集(1556)〕
金平糖(こんぺいとう)の角(つの)
随筆守貞漫稿(1837‐53)二八「金平糖〈略〉近年は諸所にこれあり、団にして外面あまねく角あり角をいらという也」
⑥ 「くらげ(水母)」の異名。〔重訂本草綱目啓蒙(1847)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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